スペイン記 (3)  カタルーニャはぶっ飛ぶ、L6 のディアゴナル そして歩く歩く歩く歩く



スペイン記 (3)

-  カタルーニャはぶっ飛ぶ、L6 のディアゴナル  そして歩く歩く歩く歩く  -



















カタルーニャ駅の方から爆発音が何度も聞こえた。ストライキの軍団に巻き込まれないように出来るだけ「ぼく市民ですよ」感を漂わせながらカタルーニャ駅へと近づいていく。外は赤い煙で霞んでいた。9時半、もう空は夜に負けそうだった。カタルーニャ駅の方から爆発音が聞こえると市民がこちらに向かって逃げてくる。

「何かあったんでっか?」逃げてきたキース・ヘリングに聞く。
「カタルーニャ駅に行きたいんやけど行けると思う?」

「やめといた方がええ。」キース・ヘリングは言った。
前方の何かしらの危機を体感したいという衝動もありつつ、とりあえず横道にそれて他の駅に行こうかと思う。

すぐ近くに駅があった。
L1 のカタルーニャ駅の一駅前の駅。
ここから乗ろうかと思う。
服がびりびりに破けた真っ赤な絵の具に染まったモヒカンさんに切符の買い方を教えてもらって中に入る。駅の中には汗だくの若い人々がいくらかいた。

路線図を見て、その駅から宿がある「レイナ・エリセンダ」駅への行き方を考える。
結局、その駅から 一駅のカタルーニャ駅から L6 に乗り換えて行こうと決めた。





< 過ぎ去るカタルーニャ、グッバイ・カタルーニャ >





電車に乗ると人々が口々に大声で喋っていてやかましかった。ワイワイしてる電車と、シーンとした電車、ワイワイしてる方がみんな楽しそうだし良いなぁと思った。

電車はなかなか出発しない。車内アナウンスで女の人が「カタルーニャ!カタルーニャ!カタルーニャ!」と連呼するので、ああなんかあってんやろなぁ、と気付く。

電車が進みだす。
案の定、無人のカタルーニャ駅をすーっと通り過ぎていく。ああカタルーニャ駅。。

まぁいいやと思って路線図をチェック。
気にしない気にしない一休み一休み。
L1を5駅くらい行ったところから L5 に乗り換えて3駅で ディアゴナル という駅に着く。そこから L6 に乗り換えたら 愛しき my レイナ・エリセンダ に着く。







ややこしいなぁと思いながらディアゴナルを目指すことにする。
グッバイ・カタルーニャ。



L5 に乗り換える。初めてのスパインの メトロ、乗り換えマスターしたぜ。
市民に一歩近づきました。





< L6 のディアゴナル、そして歩く歩く歩く歩く >





L5 のディアゴナルに着き、L6 のディアゴナルに乗り換える。
L5 のディアゴナルでいったん改札を出て地下を歩く。
L5 のディアゴナルから地上に上がり L6 のディアゴナルの地下へ降りようとする。
L6 のディアゴナルの地下への階段はシャッターが下ろされていた。
「どうなってんねん?」ポリスメーンに聞く。
「今日はストライキやから、もう閉めた。」ポリスメーンは言った。
「レイナ・エリセンダに行きたいんやけど?」。
「もうない」ポリスメーンは言った。
周りを見るとタクシーをつかまえようとする人たちと、野宿を決定づけられた人たちがいた。

タクシーに乗るしかねぇのか。。。
一回、宿に電話してみよう、宿に電話する。陽気なおっちゃんが電話に出る。

「なんか駅、閉まってんやけど、どうやってそっち行けば良い?」
「あ〜ストライキだもんね〜(笑) 歩けば良いじゃんかぁ」
「歩き?そんなこと出来るんかいな?」
「近い近い。1時間くらいかな〜」

1時間か、よし歩こう。僕は知らない道を路線図をたよりに歩くことにする。
おっちゃんに1時間でそっち行くから起きとけよって言って歩き出す。
待ってろよ、おっちゃん




歩いていると、どこの駅も今日は閉まっているんだなぁと思う。
こうやってのんびりぼーっとぷらぷら歩けるのも楽しいなぁ〜なんて考えながら、たまに道尋ねて、知らん間にヒゲさんと仲良くなって一緒に歩いたりしてたらスグに1時間が過ぎていた。


まだ着かない。路線図と駅を照らし合わせると、だいたい3分の2くらい来たことがわかる。路線図の L6 の線が途中から少しクッと左に曲がってたので左に曲がってみたりしてたら何となく近づいていた。


途中で駅を通り過ぎてることに気付く。ぷらぷら歩いてたら歩き過ぎていた。周りは車だらけで誰もいない。もとの道を引き返すも、肝心の宿が見当たらない。
カップルがいたので道を聞こうと思うも、路上でお食事中だったので悪いかなぁと思う。その後もあっちいったりこっちいったりして疲れたので、ついにカップルの食事をお邪魔して道を尋ねることにする。カップルは目の前を何回も行ったり来たりしている僕にクスクス笑いながら道を教えてくれた。

そのあと老夫婦にスペイン語を教えてもらって、バイク野郎のクールな道案内を聞いたりしてたら(以下省略)宿に到着。


おっちゃんに「着いたで〜」言うたら「近かったやろ」って言われたので
なんか疲れてたけど「まぁね」と言っておいた。


部屋に入るとブラジル人のゴツい人が小さなノートパソコンをいじってた。少し挨拶をして、シャワーを浴びて、2段ベットの下の階で落ち着く。

腹が減ったので、余ってたパンと鶏肉ソーセージを暗闇の中でベッドに仰向けになりながら食べる。ソーセージは血の味、パンはカチカチになってた。
でも美味しかった。


ベッドの上で明日のことを考える。
明日はどこに行こうかな。
早く起きれたらどっか行こ。昼に起きたらどっか行こ。












コメント

  1. 第三回も面白かったです!

    やっぱりハプニング(トラブル?)があった方が面白いなぁ
    と、無責任に楽しませてもらってます。(^^)K.Koga

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    1. ありがとうございます!僕もひとごとだと思って旅していたので、ハプニング、ウェルカムでした。
      次もお楽しみに!

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  2. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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