九州一周 by bicycle 7日目 延岡 → 別府


朝3時に起きた。
バナナとカップ焼きそば食って即出発。
まだ真っ暗やって、寒くて暗くてはよ太陽出てこいよなって思った。

何となく海岸沿いを走りたくて国道388号線、通称「さんぱっぱ」を通ることにした。

途中でわかったが、地図上では海岸沿いだけど、左右どこもかしこも山でなにも見えなかった。さらに真っ暗でペンライトは電池切れときた。なめやがってと独り、どこまで続くかわからぬ山道をズーズー進む。
山道の暗闇は何となく人を不安にさせる。
こんなとこなら幽霊なんて見えてもおかしくないよなって思ったりもした。

やっと海が見えたときにはもう日の出もくそもなかった。せっかく日の出を楽しみにしてたので、すごく残念だった。



バイク用のツーリングマップに延岡〜佐伯間のさんぱっぱのライン上に線が引っ張ってあって” ルート中随一の難所 ” と書かれてある。バイクの難所って自転車やったらどんなんなんかなって面白そやから、わざわざ通ってみることにした。多分ここらへんからかな〜ってかもしだす空気感が現れたのは、その道がどんどん細くなってアスファルトもガタガタしてきたくらいのときで、急に看板で「ここから先は自動車禁止」って表記さされてて、自動車あかん国道って国道なんか?っていう疑問とともに杉の雑木林が目の前に広がった。左は数十メートルの杉が天高くのび、右は崖で数十メートル下から杉がのびていた。
杉たちはいかにも植林された杉で、どうぞ私をあなたの家の建設にお使いください、っていう雰囲気丸出しで立っていた。とりあえずえんえん上へ登る。バイクもチャリもほとんど通らない杉林をもくもくとこぎ続けた。しんどかったけど、この難所を通ったことを後悔はしていなかった。何となく落ち着けて、ちょっといままでと違う景色で、難所と言われてもそれほど急でもなく、まぁ〜通って良かったとまでは言う気はないけど、それなりには楽しめた。ぜひ一周されるときはさんぱっぱの難所を通ってみて下さい。





頂上に着いて写真を撮った。z






頂上に着くとこんなに登ったんかっていうくらい高いのがわかった。ガードレールはほとんどないので、ブレーキをかけながらゆっくり下りた。もし猛スピードで行けばスリルを楽しめるけど、そのまま道を踏み外して崖をジャーンプッ!!ってことも普通にありえたから止めといた。


2時頃、臼杵に到着。臼杵の石仏らしきものをちょっと見てから、ラーメン屋で2杯食べて、別府を目指す。

最終目的地、別府。
一番心配だったことは怪我と日焼けで楽しみやった温泉が入れないかもっていうこと。
一番楽しみだったことは、いま福岡に住んでる僕が中2のときの英語の先生に会うことだった。

6時半頃やっと別府に着いた。朝3時から結局何時間はしったんやろ?

7時になって別府駅にその先生が来てくれた。僕はその先生の住所だけ知ってたから、九州に着いたときに「いま九州一周してます!」って先生宛にはがきを出してて、それを見た先生がわざわざ福岡から奥さんと一緒に車で3時間かけて別府にいらっしゃってくれたのだった。
だけどまさか先生と別府で会うとは思ってなかった。 3年ぶりくらいだったけど先生は中学のときの印象とあんま変わってなかった。
別府名物”鳥てん” をごちそうになって、あれこれ喋った。 本当に 嬉しかった。九州一周して最後にここでこうやっていられて、九州一周して良かったなって思った。


走行距離 約  170 km
走行時間 約  15 時間

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