九州一周 by bicycle 5日目 指宿 → 青島



朝、目が覚めたら6時半過ぎてて急いで着替えて自転車にまたがった。
港までだいたい1時間くらいかかる言われてたから朝食は食わずにとりあえず港まで行くことにした。

30分もかからずに着いて、なんやこれやったらもうちょっとゆっくり出来たのにと思いながら、フェリーのチケット買って指宿から大隅まで行った。
だいたい2時間くらいかかって着いたのは10時頃だった。
その2時間は始めのうちは景色がきれいから写真撮ったりしてたけど10分くらいして眠くなったのでベンチでずっと寝てた。
大隅についたら気分も良くてふとももの筋肉も元気だった。
とりあえず志布志までお昼には着きたいなとプランを立てる。



国道269号線上での出来事について触れる。

国道269号線の坂道を下っていた時、急に後輪が浮いて帽子がふわっと飛んでいった。後輪が宙を浮遊しながら、一回転して僕は地面に叩き付けられた。
頭がまっしろになって自分のいる方向もわからず宙からアスファルトまでのほんの数秒の時間がふわりと進んでいった気がするし、反対に何もかも一瞬で気付いたら自転車が僕を踏んづけてたようにも思える。

「大丈夫か?」

不幸中の幸い、たまたま通りかかった自衛隊のおっちゃん方に自転車を起こしてもらって助けてもらって外れたチェーンも直してもらった。
左肘、左膝、腰は傷でえぐられて白身が Hello !って言ってた。


1番の原因は九州の坂道のきつさをなめてたことだ。
初めて自分は事故というものが本当に突然やってくること、そしてその突然が一瞬ではなく永遠となる可能性を覗かせてる危機感を知った。
馬鹿げた話ではあるけど自分は不死身じゃないんやなってつくづく感じた。
助けていただいた自衛隊さんの方々、ありがとうございました。


一回転ジャンプから2時間位して、薬局を見つけたので入ることにした。
店員の人が傷みて引いてた。消毒してもらってガーゼで止めてもらった。

元気を出すためにリボビタンなんちゃらを買って一気に飲んだ。



日南まで行けるか、志布志を過ぎたころにはもうお昼も過ぎていた。
急いでたのでパンを口にほおばりながらずっとこいでた。

今日は日南の海岸で寝るか、と5時頃少し暗くなった空をみて思う。
そういえば天気予報士が明日は雨って言ってたな。
今日は無理して日南から20〜30キロ先の青島を目指そう。





あんなきれいな雲の切れ間から差す太陽の光線を初めて見た気がした。

大阪の立方体の空を見てる僕には日南〜青島の空はとてつもなくデカかった。

青島にあと何キロかの時、もう外は真っ黒だった。
始めは少しの群青が僕の手前を照らしてたが1分おきに黒が増していった。

ついに僕は100均で買ったペンライトを手にした。
この旅も思いついたの急だったので自転車にライトつけることも忘れてた。
たまたまライトをチャリ鍵につけてて良かった。
光で照らした前方1Mのアスファルトの道以外すべて真っ暗。
たまにやってくる車のランプで道の全容が見渡せる。
7時半か8時頃、ペンション青島に到着。
そこは鹿児島のゲストハウスでインターネットで見て目星を付けてたところ。
近づくとペンションのおばちゃんがドアの前で待っていてくれた。
その日、本当は休みだったみたいで僕以外誰も泊まっていなかった。
まだ事故の傷はぐちゅぐちゅなので風呂は左半身のみシャワーで洗った。
そのあと、買ってきた熊本ラーメンのカップラーメンを食べた。

ペンション青島はアットホームなとこでスゴく楽しかった。
夫婦で営んでて、日向なつやらドーナツやら色々食べさせてもらって、12時くらいまでおばちゃんおっちゃんと喋ってた。
また来ようと思った。


走行距離 約  130 km
走行時間 約  9 時間

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