九州一周 by bicycle 3日目 八代 → 鹿児島


5時に目覚めて5時半に出発。工場の煙は垂直にあがり、その向こうから太陽が出るのをためらっている。
半パンの僕には5時半の風は冷たくて震えた。
だいたいいつも8時くらいでようやく日が照ってきて、14〜15時に陽射しがきつくなってその後どんどん衰えていく。
8時まであと2時間とちょっとやし、長ズボン出すんもめんどいからええかって思って震えながら陽射しが照りつけるのを待った。
今日はどこまで行けるかわからんけど、こぎ続けることになるとは思ってたから車の往来が少ない早朝は余裕を持ってぼーっとこぐことにした。
Radioheadの「2 + 2 = 5」を歌いながら、その歌に合う映像を考えて頭の中で遊んでた。

空が灰色から水色になる頃、水俣を超えて出水あたりまできた。朝はバナナ3本だけだったのでコンビニで肉まんとようわからんソーダ味のグミを買ったけど食感が中途半端でグミらしくなくて気に入らんかった。

熊本・鹿児島間をつなぐオレンジロードは海を臨むきれいな道だった。
昼時、阿久根に着く。そのときたまたま『阿久根うに祭り』をやってて黄色い旗が何度も僕の目に映った。僕がずっと大きい道を走ってたからか、うに祭りの旗はあるのに肝心の店らしきものはどこにもない不思議な道がすっと続いていた。

阿久根を抜けた山の上で唐揚げ屋があって買って食った。

薩摩川内まであと50キロか何かの看板をみて、今日はとりあえず薩摩川内まで行こうと決めた。

途中でやっぱ鹿児島まで行けるなって思って夜7時まで走って市街まで行こうと決めた。

鹿児島に着いた頃には少し空が暗くなっていて、薩摩川内から鹿児島にかけての4〜50kmは無我夢中だった。




鹿児島について鹿児島ラーメンを食べることにした。
天文館で豚とろというラーメン屋に入った。
道を聞いたサラリーマンの兄ちゃんに豚骨やったらここがええんちゃうってオススメされたからだ。初九州ラーメンに舌鼓をうちながら、やっと落ち着けたと思った。その後、鹿児島中央駅でちょっとぶらぶらした。

ぶらぶらしてて道に迷って11時くらいなっちゃった。酔った二人のサラリーマンに道を尋ねたら何か観光庁のえらい人なんか知らんけどそんな感じの人だったみたいで「俺に会ったお前は運がいいっ!」かなんか言われた。何か面白いからちょっと喋ってみたら「お前、自転車で来たんか?バカやな〜、せっかく九州新幹線とおってんから新幹線で来いよな〜」なんてコト言われて今度はそうしますって流した。まぁそりゃ〜バカですなって思う反面、嬉しくもあった。

その日は鹿児島のゲストハウスに泊まることにした。
1泊1500円、妙に丁寧な大家さんと9人ドミトリー部屋の人々。
そこまで仲良くはなれなかったが、少しほこりっぽい鹿児島の夜はゆっくり眠れた。
後で数えたら走行距離が170kmになってて、そんな長い間走ったんも初めてやし、自分でもびっくりした。ぴりぴりと緊張感のある旅やからか全く筋肉痛がおこらなかった。


走行距離 約 170 km
走行時間 約  14 時間 + 1 時間

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