九州一周 by bicycle 10日目 宇和島 → 松山


昨日は1頃に寝て朝5時半に目を覚ました。身体が異常に重い。後頭部あたりがずきずきするし目まいもする。今までに感じたことのない筋肉痛と関節痛、風邪かなんかを引いたんじゃないかと思った。僕はその時、画家さんの家に泊まってて、「明日は勝手に出発してくれていいから」って言われてたので、誰にも迷惑をかけれないので皆寝てる間に出発しようと思った。

6時、宇和島駅に着いた。僕はそこでもう自転車解体して電車で帰ろうかとさえ思った。本気で頭がガンガンしてどうしょうもなくクラクラしてた。たぶん九州一周して画家さんにお会いできて、全てが終わったという安心感で今までアドレナリンのみでもってた身体が一気に現実に戻って突然ガタガタになってんやと思った。

本気で自転車を解体して帰ろうと宇和島駅で自転車を置いてとりあえず駅の券売機の上の路線図を見ていた。宇和島から松山まで電車はある。松山まで電車で行って松山からフェリーで大阪に行けば良い。今日はもうゆっくり四国の景色を車窓から眺めながらゆっくりしよう、そう思って路線図を見とったら宇和島駅の駅員のおっさんに「そんなとこ(駅の前の脇のとこ)自転車とめんな!」って怒鳴られて、「こっちは(路線図を)見とるだけやろが」って頭ズキズキモウロウとしながら愚痴った。駅員の態度がどうしても腹立たしくてお前の電車なんて誰が乗るかって気持ちになって、お前の電車乗るくらいやったらチャリで松山まで行ったるわ!って思って駅員をにらんで自転車にまたがった。(まぁ〜普通やったらそんなに怒らんけどコッチは頭痛かったからな。すみません。。)
宇和島を飛び出して2時間くらいは走ると筋肉痛の足と頭の中がぐちゃぐちゃなって身体が熱くなった。これは気力だけではどうにもならんと4時間くらい走ったとこにあったパーキングスペースのベンチで1時間ほどもがきながら寝た。ぽかぽかする太陽が気持ちよくて、ふっと起きたら不思議なことにフクラハギの筋肉痛は一切なくなっていた。頭もまださっきよりマシで、なんやただの寝不足か〜って気持ちを入れ替えて走り出した。(多分あのまま寝ずに走ってたら途中で自転車に乗りながら睡眠して、どっかで事故ったかもな。この旅中、無理しすぎてこぎながら一瞬途中で意識が飛んでガクってなったり、こけかけたりしたからな。ほんまにコノえげつない旅でよう右手首の捻挫だけで済んだわって大阪に帰っていて思う。)

仮眠から1時間ほどするとまた後頭部のガンガンが再発。筋肉痛も熱っぽさも順に登場。12時まわってあえて遠回りまでして僕は伊予長浜の定食屋「かねや」を訪問。最初の宇和島旅で偶然立ち寄った定食屋でそのおばちゃんおっちゃんのあたたかみとタレと定食のウマさから僕は2度目の宇和島旅でも行った。行き帰りで来ていたから、今回の食事が5回目になる。僕は一度仲良くなると何度も同じとこに行ってしまう傾向にある。別に出会いを大切にしてる訳でもないが僕はそうやって何度もなんとなく知り合った人に会うのが好きだ。

「かねや」で元気をもらって松山まで一気に飛ばした。松山港に着いたのは6時過ぎだった。後頭部の頭痛は改善しないし、意識もふらふら、関節も痛い。僕は人気のないフェリーの待合室の誰もいないベンチを4席使って2時間くらい寝た。起きても待合室は一人だった。そのあと賑わってる方の待合室に行って、ご飯を食べてまた椅子でぼーっとしてた。横目にお土産屋さんが見えるが、立ち上がる気力すらない。

フェリーに乗り込んで何もせずスグに寝た。まだ他の乗客は乗り込んでもいないうちからずっと寝てた。


              zzzzzzz.....




朝、船員の女の人に起こされた。マスクをして帽子をかぶったままの真っ黒の僕は完全不審者だろう。とりあえずそそくさとフェリーを出る。大阪に着いても頭の痛さは直らず、帰ってきたぞーっていう感動も何もない。どんよりした南港の朝。

家について眠った。昨日の夜から考えるとほぼ24時間寝てたんじゃないかっていうぐらい寝た。起きると夕食の時間だった。まだ身体のだるさは残るし、頭も痛いがなんとか立てる。
少しずつ自分が十日間でやったことの濃密なでかさを実感する。



走行距離 約 110 km
走行時間 約 11 時間

合計距離 約 1070 km
合計時間    約 87 時間

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